5月5日開催「フォーチュン・クエストRPG体験会」レポート
●「GMに挑戦!」出張編●
フォーチュン・クエストRPG体験会
(けーあら presents TRPG コンベンション編)
さて、5月5日の子供の日に「フォーチュン・クエストRPG体験会」が開かれました。特に! 今回は初の試み、TRPGを遊ぶ集まり『コンベンション』との併催です。
体験会のレポートをはせがわみやびさんにお願いし、コンベンションの簡単なレポートを織神がお送りします。
●コンベンションとは?
では、織神のレポートから。
初めに、「コンベンションとは何だろう?」と思われた方のために説明を少し。
TRPGって実は! 場所が無いと遊べなかったりします。
少人数の仲間だけで遊ぶときも、公民館を借りたり、友人宅にお邪魔したり。あ、カラオケBOXを利用する方達もいらっしゃいます。そんなふうに、場所の確保には色々と苦労しているものなんです。そこでコンベンションです。
コンベンション(convention)という言葉は、「集会」とか「大会」という意味です。だから、「TRPGのコンベンション」といえば、「TRPGの大会」ということなんですね。
大会!と書くと、とても豪華そうな響きですけど。
TRPGコンベンションといった場合は、主催側が会場を確保し、色々な種類のTRPGを遊ぶイベント、を指す事が多いのです。今回行われていたTRPGコンベンションも、そういった「大きな会場を借りて、色々な種類のTRPGをみんなで遊ぶ大会」のひとつなんです。その会場で併催の形でフォーチュン・クエストRPG体験会を開催させて頂きました。
つまり、フォーチュン・クエストRPGの周りでは他のTPRGも色々と遊ばれていたというわけです。
全体では5卓のTRPGが遊ばれていました。そのうちの2卓が、併催のフォーチュン・クエストRPGの体験会で、残りの3卓が他のTRPGだったのです。
フォーチュン・クエストよりも、ちょっとばかりシリアスなファンタジーの世界を舞台にした約17年前から遊ばれているRPGが1卓、そして最近良く遊ばれているTVゲームのようなファンタジーの世界を舞台にしたRPGが1卓。荒廃した近未来の大阪を舞台に暴れまわる痛快なRPGが1卓(織神がGMでした)。
各テーブルともなかなか盛り上がっていた様子で、GMをしていた織神の耳にもサイコロの転がる音とともに、「おぉ~! すげぇ!」とか「え~! ありえない~!」などなど、楽しい歓声やら悲鳴やらが聞こえていました。
さて、肝心のフォーチュン・クエストRPGのほうですが……。
今回のGMは! はせがわみやびさんと、フォーチュン・クエスト(以下、FQ)リプレイのプレイヤーであり、シナリオ執筆もされている杉山正浩さんが担当して下さいました。
さあ、今回はどんなシナリオを楽しんでいたのでしょうか? みやびさんの卓はどうだったんですかね? ちょっと聞いてみましょう。
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| 広めの会場で5卓のTRPGが遊ばれました |
★みやびのれぽ★
では、みやびがGMを勤めたテーブルのようすを簡単にお伝えしましょう。
今回のシナリオも猪鹿亭から始まりました。
パステルたちが遅めの朝食を食べていると、看板娘のリタが「ちょっと相談があるんだけど」と声をかけてきます。
リタの後ろには、四十歳をいくつか越えたあたりの、黒スーツに縞ネクタイのふとった男が立っています。前に突き出した立派なお腹と、仕立てのいい服装からすると、どうやらそれなりの地位にあるひとに見えます。
みやび:彼は、メイプル・ビーンズと名乗ります。さあ、知っているかどうかサイコロを振ってみよう!
このとき、成功したのはどういうわけか、ルーミィでした。
ルーミィ:わーい。成功だお!
みやび:じゃあ、ルーミィは、彼が有名な大手ケーキ屋さんの社長だということをよく知っていた。ルーミィは鼻高々に知っていたことを自慢できる!
ルーミィ:えへん。
一同:なぜ、ルーミィだけ知ってるんだ!
みやび:えーと……くいしんぼだから?
ルーミィ:だお!
そういうわけで、パステルたちはルーミィに教えを請うことに。
大手ケーキ屋さんの社長の依頼とあって、乗り気になったのはトラップです。ですが、依頼を聞いているうちに、真っ先にげんなりしてきたのもトラップなのでした。
実はビーンズ社は新作ケーキの発表会を開くことになったのだそうです。その第1回がこのシルバーリーブで開かれるケーキ食べ放題イベント。
そのイベントに社長の娘も参加したいと言っていると、そこまではよくある話。
ところが!
「夏の新作ケーキのポスターには、娘がモデルになることになっておるのだ。なにしろ、うちの娘はかわいいからなっ!」
トラップ:かわいいは、置いておいてだな。
みやび:置かないでください。
トラップ:親の意見じゃなぁ。
みやび:ホントに、かわいいんですってば。けど、もし、ケーキ・バイキングで食べ放題なんてことになったら。
パステル:うんうん。わかるわかる。美味しいケーキってついつい食べすぎちゃうんだよね。
ルーミィ:ルーミィも、だいすきだお!
パステル:で、あとでダイエットしなくちゃならなくなるんだ。
みやび:そうです! だから、娘のモデル体型を守るためにですね。娘が食べる前に、ケーキを食って食って、娘のぶんまで食って欲しい! ……と、依頼されるわけ。
なんでも、イベントの参加は先着順なのだそうな。娘さんは控えめな性格だから、無理に参加しようとはしないだろうという。
クレイ:だから、おれたちが先に参加して食べてしまえば、ってことか。
みやび:です。
パステル:わあ! ケーキ食べ放題かぁ。
ルーミィ:けーきけーきぃ!
女性陣の喜びようとは対照的に、男性陣はげんなりしてます。
こういうわけで、パステルたちはケーキの新作発表会に参加することになるのですが……。というシナリオでした。
今回のゲームでもっとも印象的だったのは、「利きケーキのイベント」。
これは「利き酒」のケーキ版なんですけど。
5つのケーキから目隠しをして1つ選び、目隠ししたまま食べたケーキの種類を当てるというイベントなのです(もちろん、食べるのはゲームの中で、ですよ!)
実際には、こんなミニゲームにしてみました。
プレイヤーひとり(パステルでした)に自分の食べたケーキの種類をこっそり教えます。それを「味覚と食感」だけを伝えていい、という条件で、他のキャラに当てさせるというもの。
みやび:食べるのはパステルかあ。それはたいへんかも。
パステル:え? どうして?
みやび:だって、(と他のプレイヤーたちを見る)他のひとたちって、ケーキのことなんて苦手そうだよ?
パステル役以外のプレイヤーは男性だったのです。
パステル:そ、そんなこと。
みやび:そうかなぁ。じゃあ、(メモを見せながら)これがパステルの食べたケーキね。
パステル:あ、これですか(シュークリームでした)。それなら簡単簡単。……知っている材料の名前は言っていいよね?
みやび:味がわかるようなものならいいでしょう。みかんの味がする、とか。みかんを使ったケーキは今回はないですけど。
パステル:よかったぁ。それなら、うん、だいじょうぶ。
ルーミィ:ぱーるぅ、どんな味なんだぁ。
パステル:えっとね。さくっとした皮をかじってみたら、中から、とろっとしたカスタードのクリームがあふれてきて……。
トラップ:待て!
パステル:そんで……えっ? どしたの?
トラップ:まあ、落ちつけ。それはお菓子なんだな?
パステル:そうだよ。
トラップ:で、ちょっと聞きたいんだが。
パステル:うん。
トラップ:カスタードってなんだ?
どんがらがっしゃん。パステル(のプレイヤーさん)、こけました。
パステル:しんじらんなーい!
ルーミィ:なーい!
みやび:だから、言ったのに……。
男の子の中には、ほんとに甘いものが苦手なひとっているんですってば。
まあ、そんなこんなで時にパニックに陥り、時に爆笑をまじえつつでしたが、今回も無事に依頼を達成できたのでした。
<織神>
はい、有難うございましたぁ。何だかとっても笑いの耐えないシナリオだった様子ですね。……確か前回もこのシナリオやってた時って、みやびさんの卓だけ御菓子が増量していたような……。
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| ゲームも適度に休憩を取りましょう |
●まとめ
終わったあとは、閉会式ですね。
それぞれの卓のGMから、本日行ったシナリオの内容、面白かったプレイなどを報告してもらいました。特に今回は卓ごとに別のゲームを遊んでいた事もあり、参加者には興味津々の方も。次の機会にはどのゲームを遊んでみようかな、とゲームを選ぶ参考になりますからね。上手に話すGM達のおかげで場も盛り上がっており、参加者からは、爆笑が起こったり、突っ込みがあったり。TRPG初体験の方もいらっしゃったようですが、どうやら楽しんでいただけた様子です。
コンベンションの閉会式の挨拶で、子供の日開催「フォーチュン・クエストRPG体験会」も無事終了となりました。
いかがでしたでしょうか。参加して頂いたみなさんに、すこしでも、TRPGの楽しさが伝わればいいな~、と思います。体験会に参加出来そうな機会があったら是非遊びにいらして下さいね。
以上、5月5日開催の「フォーチュン・クエストRPG体験会」(けーあら presents TRPG コンベンション編)レポートでした。


