「フォーチュン・クエストRPG」の大きな特徴

 ここでは、『フォーチュン・クエストRPG』の特徴である「キャラサイコロとモンスターサイコロ」と「フォーチュン・カード」について説明しよう。この二大要素を使うことで、『フォーチュン・クエストRPG』はさらに楽しくなるぞ!

キャラサイコロとモンスターサイコロ

 『フォーチュン・クエストRPG』の大きな特徴である「キャラサイコロ」と「モンスターサイコロ」の使われ方をざっと説明しよう。
『フォーチュン・クエストRPG』は、最近のTRPGの流れとは違って、ブックタイプではなくボックスセットになっている。箱の中にルールブックを始めとしてシナリオブックやリプレイブック、ワールドガイドブックなどといった小冊子が入っているほか、ゲームで使用するキャラクターシートや各種チャート類、ダンジョンマップなどが入っている。その中でも目立つのが、各辺2センチはあろうかという、数字などが何も書かれていないブランクのサイコロ10個だろう。このサイコロに付属のシールを貼り付けて、「キャラサイコロ」と「モンスターサイコロ」を作るわけだ。
 「キャラサイコロ」はパステルたちプレイヤー・キャラクターの状態が書かれているもので、「モンスターサイコロ」は、敵モンスターの状態が書かれているものだ。
 では、『フォーチュン・クエストRPG』の戦闘方法について簡単に説明しよう。戦闘の流れは以下の通りだ。

(1)隊列の確認
(2)イニシアチブ(先手)の決定
(3)イニシアチブに勝ったグループの行動
(4)イニシアチブに負けたグループの行動
(5)戦闘終了確認


 前記の行動を1ラウンド内に行なうわけだ。隊列とは、このゲームでは「前列」と「後列」のふたつをさす。戦いが始まるときは必ずひとりは「前列」にならなくてはならないのだ。ここでキャラサイコロの出番となる。サイコロには元気、軽傷、負傷、重傷、気絶、病気の6つの状態が書かれている。最初は元気の状態でこのサイコロを配置する。同様にゲームマスターはモンスターサイコロを配置するわけだ。
 戦闘が行なわれ、攻撃が命中した場合、サイコロを元気から軽傷へ転がしていくのだ。こうしていくことで、それぞれのキャラ(またはモンスター)の状態がすぐにわかるというわけだ。
 ちょっとフィギュアを使った戦闘にも似ていて臨場感も高まる優れモノなのだ。

「フォーチュン・カード」とは何か?

 『フォーチュン・クエストRPG』のもうひとつの特徴は「フォーチュン・カード」だ。
 「フォーチュン・カード」はプレイヤーだけが使える特別なカードで、レベルが上がる度に使える枚数は増えていく。
 このカードはさまざまな特殊効果が書かれているもので、TRPGに慣れていないプレイヤーがロールプレイをしやすくするためのサポートとなるものだ。
 それでは、カードの中から1枚例をあげよう。

 「最初に書いてあるセリフは、カードを使うときにしゃべるセリフの一例だ。そのまま読み上げてもいいし、その場の状況などにあわせてうまくアレンジしてもいいものなのだ。
 次の「効果」は、このカードを使ったときの特殊な効果をあらわす。このカードの場合は〈命中〉の値にプラス3することができるわけだ。最後の「使用条件」は、どのようなときにこのカードを使うことができるか、書かれているもの。この場合はサイコロを振る直前だが、カードによっては違う場合がある。
 なお、「切り札カード」はすべて使い切りだ。使ったときにただちに効果を発揮して、使い終わると消えてしまうわけだ。新しいカードは次の冒険のときまで補充はされないので注意が必要だ。
 それと、カードの効果はなにも戦闘だけに限ったものではない。回復などの効果があるものもあるので、いろいろと使い道はあるはずだ。

※この文章は「Role&Roll vol.8(発行:(株)新紀元社)」に掲載されたものを、一部改訂して掲載しています。