「フォーチュン・クエストRPG」とは!

 『フォーチュン・クエストRPG』は、その名の通り「フォーチュン・クエスト」の世界を題材にしたゲーム(RPG)です。
 ドラクエとかFFとか、コンピュータのRPG(ロール・プレイング・ゲーム)を遊んでいるひとは多いと思います。その仲間にTRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)と呼ばれる遊びがあります。
 頭に「T(テーブルトーク)」が付いているところがポイントです。

 このTRPGというゲームは、コンピュータではなく、テーブル上で遊ぶ、ボードゲームの一種です。ようするに、テーブルの周りに座って会話(トーク)をしながら遊ぶから、「テーブルトーク」って頭についているんです。

 そもそもコンピュータRPGって、画面の中の自分のキャラを操って、ダンジョンにもぐって宝箱を開けたり、荒野を歩いてモンスターと戦ったりして遊ぶゲームですよね。
 それを、テーブルの上でコンピュータなしで遊ぼうっていうゲームが「テーブルトークRPG」っていうわけで、コンピュータと同じように自分の分身となるキャラを作って、迷宮にもぐったり、モンスターと戦ったりして遊ぶんです。

「フォーチュン・クエスト」の小説を読んだことがある人ならば、新装版フォーチュン・クエスト3 忘れられた村の忘れられたスープ 下で、ブラックドラゴンのJBとパステルたちが遊んだゲームを思い出してもらえればと思います。あれこそがまさに「テーブルトークRPG」なのです。

遊び方は2種類!

 『フォーチュン・クエストRPG』はあなたの好みに合わせて、いろいろな楽しみ方ができるゲームです。『フォーチュン・クエストRPG』を遊ぶ人は、以下の2つの役割のうちどちらかを選びます。あなたがやりたいことに合わせて選びましょう。

(1)「フォーチュン・クエストの世界で、かっこいい冒険を楽しみたい!」→そんなあなたは「プレイヤー」向きです。あなたはパステルやクレイといったフォーチュン世界の冒険者になって、まさしく小説のような冒険を楽しむことができます。
 他の「プレイヤー」たちと力を合わせての冒険は、臨場感やドキドキ感がたっぷりです。これこそ、コンピューターRPGでは味わえない『フォーチュン・クエストRPG』ならではの楽しさなのです!

(2)「ストーリーを考えたり、書いたりするのが大好き!」→そんなあなたは「ゲームマスター」がお勧めです。あなたはゲームの舞台や、敵となるモンスターを設定したりして、「プレイヤー」が冒険をするための準備を整えます。そしてゲームが始まったら、自分の書いたストーリー(これを「シナリオ」と呼びます)を使って、プレイヤーのみんなに冒険を楽しんでもらいます。

 自分の決めたお話が「プレイヤー」のみんなによって彩られる楽しさは、他のコンピューターゲームでは決して味わえない楽しさです。時には、プレイヤーの思わぬ行動によってストーリーが大きく変わってしまうこともありますが、そんなハプニングもまた「フォーチュン・クエストRPG」の面白さのひとつと言えます。
※『フォーチュン・クエストRPG』を遊ぶ際には、誰か1人がゲームマスターを担当する必要があります。

お話をしながらゲームを進めよう

 「ゲームマスター」と「プレイヤー」が決まったら、いよいよゲーム開始です。
 「ゲームマスター」は自分の書いた「シナリオ」(ストーリー)に沿ってお話を進行させ、「プレイヤー」のみんなが「ゲームマスター」の言葉にリアクションを返しながら、ゲームを進めていきます。
 例えばこんな感じで――

ゲームマスター(以下、GM):「きみたちが街道を歩いてると、脇の林の中から女性の悲鳴が聞こえてきます。悲鳴の方を見ると、女の子が3匹のヘビに囲まれていますね」
パステル(のプレイヤー):「えっと、じゃあ周りを見て助けてくれそうな人を探す!」
クレイ(のプレイヤー):「そんなのんびりとしてられない! 剣を抜いてヘビを倒しに行きます!」
トラップ(のプレイヤー):「それよりも、襲われてる女の子ってかわいい?」

 こんな風にプレイヤーが何か行動を宣言したら、ゲームマスターはそれに対して返答を行います。上記の場合でしたら――

GM:「パステルが周りを見ても、誰もいませんね」
GM:「クレイはヘビの近くまで駆け寄りました」
GM:「トラップが見たところ、女の子は15歳くらいのなかなか可愛らしい女の子でした」

 こういうGMの答えにさらにプレイヤーがリアクションを返していって、どんどんお話を進めて遊んでいきます。

パステル:「誰もいないのか~。それならクロスボウでヘビさんを狙います!」
クレイ:「では俺は女の子をかばうように、ヘビの前に立つ!」
トラップ:「かわいい女の子なら放っとけないな。俺もパチンコを出してクレイを援護だ」

――どうやらパステルたちは、女の子を助けるためにヘビと戦うみたいです。果たしてパステルたちの冒険はうまく行くのでしょうか?

サイコロをふろう!

 ゲームを進めていると、パステルたちはアクシデントを乗り越えるためにいろんな行動をすることになります。敵が現れたら武器を振るって戦闘したり、壁が邪魔だったらよじのぼってみたり、時には他の人に気付かれないようにコッソリ歩いたり……。でも、それが全部成功することは限りません。小説でもそんな場面が時々あるように、たまには失敗しちゃう事だってあるのです。
 そんな「成功するか失敗するか分からない行動」をする時は、「サイコロ」を使って行動が成功するかどうか決定します。この時のサイコロの目が高ければ成功しますし、低ければ残念ながら失敗してしまうのです(どのくらいの数字がでれば成功なのかは、ゲームマスターが決定します)
 また、各キャラクターには、「足が速い」とか「頭が良い」などの特徴を表す「能力値」と言う数字が設定されていて、判定の種類によってこの「能力値」を使い分けて行きます。
 それでは、具体的な例を見てみましょう。

GM:「ではパステルとトラップは、悪い大臣の庭に忍び込んだよ」
トラップ:「では、まず俺が玄関に進んで、偵察してこよう」
GM:「それではトラップはサイコロを2つ振った数と『敏捷(※能力値)』を足して、合計が10以上だったら誰にも気付かれないで玄関まで進めるよ」
トラップ:「身軽な俺には楽勝だぜ! サイコロを振るよ。(ころころ)……2つのサイコロの合計が10で、俺の『敏捷』は4だから……合計値は14!」
GM:「それなら、判定は成功です。トラップは玄関まで来れました。玄関まで来ると分かりますが、見回りの兵士はうとうと眠っていて、こちらには気付いていないみたいです」
パステル:「じゃあわたしも、トラップのところまで行きたいです」
GM:「それなら、トラップも成功してるし、ちょっと簡単にしよう。サイコロを振った数と『敏捷』を足して、合計が8以上だったら無事に行けるよ」
パステル:「(ころころ)……あ、サイコロの合計が4で、わたしの『敏捷』は3だから、合計は7しかない……」
GM:「では、判定失敗ですね。パステルは庭のまんなかで転んでしまいました。その音で見回りの兵士も気付いたようですね」
パステル:「ええーーっ!? ど、どうしよう……」

 こんな風に、判定の成功や失敗でお話はドラマチックに変わっていきます。この予想もつかない展開もまた「フォーチュン・クエストRPG」の大きな楽しさのひとつなのです。

他にもいろいろ、楽しさいっぱい!

 他にもまだまだ、『フォーチュン・クエストRPG』には楽しい要素がつまっています。
 例えば、手に汗握る戦闘や、ピンチをチャンスに変える「フォーチュン・カード」。そしてルーミィが使う華麗な魔法……などなど、「フォーチュン・クエスト」の楽しさを直に感じられるしかけが満載です!
 また、ゲームのルールが書いてある「ルールブック」の他にも、電撃文庫の「新フォーチュン・クエストリプレイ」シリーズにみたいな“実際のゲームプレイ風景”が書いてある「リプレイブック」や、フォーチュン・クエストの世界設定が詳しく書いてある「ワールドガイドブック」、そしてすぐに遊べるシナリオが9つも入っている「シナリオブック」と言った本が入っていて、それらの本を読めば誰でも楽しくゲームを遊ぶことができます。
 他にも、パステルたちになりきれる「お面」をはじめ、見てるだけで楽しくなるアイテムが『フォーチュン・クエストRPG』にはいっぱい入っています!

 そんなドキドキワクワクがつまった『フォーチュン・クエストRPG』を使って、みなさんも友達と一緒に楽しい冒険をしてみませんか?